…… 2008年12月10日

『紅富士漫遊記』

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今を去ります12月7日(日曜日)の
雲一つ無い晴天の朝。
私は『一匹鯉』がデザインされた
戦闘服(SCRIPTのスカジャン)と、
銀無垢で装飾された戦闘ゴーグル
(A'rossvyのグラサン)に身を包み、
小泉ケニー君の愛車『ケニョリータ号』
の助手席へと乗り込みました。
そして我々は『ナウな登山家が集う町』
として全国から注目度No.1の
『山梨県大月市笹子』へと向かったのです。
しかしその目的は山へ登る事では無く、
大月市の名物『世界平和太鼓』の舞台に
登りゆく為であります。
道中、萌える紅葉に目を奪われつつ目的地の
『酒遊館(笹子にある道の駅の名称)』に
到着しますと、そこにはなんと!...
『ワンルームマンション位の大きさの太鼓』
が置いてありました。皮が破れてさえいたら、
中に住める大きさです。
その太鼓を横目に期待と不安でケニョリータ号から下車しますと、
突然、そこに一人の麗しき御婦人が『あのぅ...ファンなんで一緒に写真を撮って頂けますか...?』
と、信じ難いお言葉を掛けて下さいました。
私は内心、『はて?もしかしたら私を地元の紅富士太鼓の誰かと間違えているのでは...??』
と真剣に悩みましたが、お写真をお願いされる事など『4年に1度くらいしか起こらない
超常現象』ですので、その麗しき御婦人の気が変わらぬ内に慌てて撮って頂きました。
本当に嬉しかったです。有り難う御座いました。
さて、記念撮影を終えると今度は早速『紅富士太鼓』の『石岡会長』にご挨拶をさせて
頂きました。石岡会長は誰が見ても一目で『人格者』と分かるジェントルマンでして、
おそらく地元の大月市でも『名士』と言われる人物なのでしょう。
地元の所沢市を歩いているだけで『職務質問』をされます私とは、何かが違います。
それはさておき。

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その石岡会長に許可を貰いまして、
我々は早速『世界平和太鼓』の
試し打ちをさせて頂きました。
いざ巨大な太鼓の前に立ちますと、
楽器と言うよりは『高松塚古墳の壁画』
の様な迫力であります。
しかしそれは、その大きさ故(ゆえ)に
『ドコを打っても音が響く』と言う事なので、
打点の高さが自在に調節出来まして、
意外にも『打ち易くて快感』なのでした。
すっかり『世界平和太鼓』が気に入りました
私は、石岡会長に『あのぅ...ホントにこの太鼓、
私ごときが頂いちゃっても良いんですかぁ?』
とボケようかと思いましたが、別に余り面白い
ボケでもありませんし、勇気が無かったので
止めました。
さて、そうこうしていると『突貫鼓僧愛護団体』の『練馬支部長』や『チーム紅音鼓(あかねこ)』
の面々が陣中見舞いに来て下さいました。また、今回は『中野支部長』も初めて現場まで
激励に来て下さり、とても嬉しく心強かったです。
そして、いよいよ午後2時から『世界平和への祈り(本番演奏)』が始まりました。
この日も相変わらず『アイドル路線』を爆走する私のパフォーマンスは華麗で
可愛らしかったのですが、何故か今回もオーディエンス(お客様)からは微妙な失笑を
頂戴しつつ、それでも無事に最後まで突貫する事が出来ました。
これも全て、あの場に居合わせて下さった温かい方々(お客様)と紅富士太鼓の
メンバーのお陰様であります。

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そして、突貫劇場が終わりますと
素早く楽器を入れ替えて、この日の『真打ち』
であります紅富士太鼓の演奏が始まりました。
世界各国を打ち歩く彼等の演奏は、
楽曲,構成,動き,の全てが流暢(りゅうちょう)
でして『お見事!』の一言。
やはり私の『前座立候補大作戦』は
成功だった様であります。
前回の『ギャザリング2008』の時も
そうでしたが、他のチームによる
『素敵な演奏』の後に出演するのは
嫌なのです。
『登校拒否児童』の様になってしまうのです。
なのでイベント先で『嫌な予感』を感じた時は、
率先して『前座立候補大作戦』を決行するに
限ります。
そんな訳でして突貫鼓僧、実は自分達の
『ワンマンLIVE』以外、『真打ち』を
務めた経験がありません。
いつだってイベント前に『嫌な予感』が
走るからであります。
極東No.1の『前座職人』で御座います。


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さてさて。
こうして全ての本番が終了した後は、
そのまま現場(酒遊館)にて
紅音鼓ちゃん達と『ケニー師範降誕祭』
を開催しました。
この会は2ヶ月前の10月に産まれた
『私の誕生会』も少しだけ兼ねている様
でしたので、周囲のリクエストにお答えし、
我々2人で皆の分のケーキを切ったのですが、
それがまた非常に『不気味で危険な写真』
となってしまいました。
手に手を取っての『ケーキ入刀』などで
『あらぬ誤解!』を受けぬ様、以後、
細心の注意が必要かと思われます(実話)。
ともあれ、本当に充実した良い一日を
過ごす事が出来まして、あの日に関わって
頂いた全ての方々に『大貫謝っ!』でありました。
まだまだ書き足りぬ事だらけですが、誌面スペースの都合上、後ろ髪を引かれつつ
(髪、無いですが)漫遊記はこれにて終了。
山梨県大月市の『酒遊館』、そして、そこに設置された『世界平和太鼓』、
そして、それを保有する『紅富士太鼓』、それら全てに『Zokkon命(ラブ)/byシブガキ隊』
となりまして、ケニョリータ号で彩の國(埼玉)へと帰還しました。

萌える闘魂/
突貫鼓僧/弐代目/
村井英次


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