…… 2008年04月11日

『闘争回想録/最終章』

P2008_0410_143701.JPG

さて皆様。
写真はJR上野駅前で、50年間に
渡って数多い方々に愛され続けて来た
老舗レストラン『じゅらく』の店内であります。
来たる4月21日(月)、その長かった歴史に幕
を閉じて一時的な休眠状態に入ると言う事で、
私、お別れを告げに行って参りました。
お土地柄や周りの雰囲気のせいかも知れません
が、ここの生麦酒は新橋『楽屋』の次の次くらいに旨い!...
様な気がしますだけに、休眠告知はホントに残念でした。
......と、そんな私の私的な感傷はどうでも良いのですが、
いよいよ王子回想録も最終章を迎えました。
やはり、最後はこの男闘鼓(OTOKO)と共に振り返ってみたい
と思います。

・小泉謙一さん/...


先日の首脳會談は、遅くまで御苦労様でした。
店員さんに勧められた謎のカクテルみたいな飲み
物を注文しながら、貴方はシーザーサラダを美味し
そうに召し上がっていましたね。
ところで王子戦線ですが、貴方は自身の太鼓演奏の
みならず、各場面ごとにおける楽器の移動にもフル稼働なさっていました。
歌や葉月、浅香組が登場する合間に、薄暗がりの中をすかさず現れて
舞台を整えて下さるとは、やはり頼れる男闘鼓です。
アニキと呼ばせて頂きます。
ところが、そんなアニキも何発目かの本番で『ドラゴンボーズZ(ライブ前半の曲)』
を演奏中に大失敗していましたね。

私とモヒカンさんは、思わず顔を見合わせてしまいました。
しかもその失敗を何とか気迫で打ち消そうとして、曲の後半、貴方は凄まじい速度
にまでテンポを上げて下さいましたよね。
走り出したら止まらない、土曜の夜の天使かと思いました。
舞台にオービスが設置されていたら、あの速度は一発で免取でしょう。
で、今だから告白致します。


貴方の演奏速度が頂点に達した時、あまりの速さに、もはや打面を叩く事を
放棄した私とモヒカンさんは、実はあの時、完全に素振りの状態でした。
つまり、太鼓を叩かずに両手のバチを上下に振っていただけだったのです。
しかし、実際にやってみると分かるのですが、さも叩いている様に素振り作戦で
誤魔化すと言うのは、意外と逆に疲れるものでした。
この教訓を活かして、次回からは貴方が演奏中にどんなにアクセルを踏み込んでも、
シッカリと打面を叩きながら追走して行く事を心掛けようと思います。
また、ライブの後半には、薄明かりの中で貴方が大太鼓を構えた時に、
私が後ろから貴方の頭をひっぱたくシーン(初日だけは蹴りでした)がありましたよね。
あの時の貴方の背中は『早くひっぱたかれてリアクションを取りたいなぁ...』と、
何だかとても嬉しそうでしたね。
大トリで太鼓に頭から突っ込む場面では、後日DVD映像を観ながら
『ココ、俺だけ頭の突っ込み方が違ったんだよなー!』などと、
御自分に厳しくダメ出しをなさってましたよね。
もしかしたら最近は、貴方も失笑シーンに関わる事が好きになって来てしまったのでしょうか。
だとしましたら嬉しい反面、私は少し心配です。
なぜなら貴方は、突貫唯一の『なんてったってアイドル』なのですから...。
御婦人方や御子様達が引く様な真似に、あまり御参加なさってはなりません。
それはそうと、大太鼓と言えば最後の最後、大太鼓2台を並べての対マン勝負な曲『残響』は、
久々のヒットだったかも知れませんね。
稽古での成功率があれほど低かった曲は、突貫史上で初めてでしょう。
確か成功率は.....ホントに5%とか、それくらいの勢いでしたよね。
真面目な話し、消費税かと思いました。しかし、まさか本番では2人揃って全弾命中、
全戦全勝記録を樹立するとは.....。
過去の戦歴から言って貴方の全勝は有り得なくも無いのですが、
そこに私まで引き入れて下さるとは光栄です。ヘタをウマくしてしまう、
これが噂の『ケニーマジック』なのですね。
さすがに貴方は大太鼓のスペシャリスト。
有り難う御座いました。
御礼と言っては何ですが、今度、頭から大太鼓への正式な突っ込み方を、
実演と解説付きで伝授致しますね。
その辺りの事については、また『笑笑』で話し合いましょう。本当に、お疲れ様でした。
......と、以上で我が闘争、全回想を終了させて頂きたいと思います。
最後まで御静聴、誠に、誠に有り難う御座いました。
それでは、また!


/突貫鼓僧弐代目/(え)


最近のエントリー

月別アーカイブ